ヨスクス

かざましゅんすけさんのことをつらつらと。たまに映画。

3月下旬まで男子フィギュア祭りは続きます(たぶん)

だって、あの人が仕事をしてくれないから・・・。あ、かぜ気味の感想送らなきゃ。


こんかいのオリンピックでわたしがいちばん見入ってしまったジョニたんことジョニー・ウィアー選手。彼のことはトリノのときから知っているけど。繊細なおぼっちゃんという印象のこだったけど。このあいだのLPではふつうに天使だった。おかしいな、昨年のロシア杯でおなじプログラムを見たときは、突き抜けてきたなあと思いつつなんだか可憐なアイスバーグさん@ワンピースみたいだな(濃いめのヒゲとびっちりポマードな髪型が)という印象が強かったのに。SPではかれの投げキッスに打ち抜かれてしまったよ。ジョニさんの投げキッスはヨナちゃんのピストルと同じくらいの威力があったよ。キスクラでの乙女なのに大人な対応といい、ジョニさん!あんたいったいなにがあったの!!ていうか、わたし、どうしてこんなにクラクラしてるの!と動揺していたら、糸井さんがダーリンコラム内でこの動揺の理由を的確かつ、簡素に表現されていました。(ダーリンコラムはログが残らないので以下転用)

ぼくの、いま現在のいちばんの興味は、
男子フィギュアのジョニー・ウィアー選手です。
芸術の定義そのものがそこにいた、という感じです。
メダルだ、得点だ、観客だ、国だ‥‥どれも、
この人には関係ないよ、という印象に見えました。
やむにやまれぬ表現欲みたいなものを、
他の誰でもないじぶん自身に捧げている。
つくづく、そういうふうに見えました。

吉本隆明 ほんとうの考え』の
「010芸術」で語られていたような「芸術」を、
この目で見たぞ、という気持ちになりましたもん。
いやぁ、いいもの見ちゃったなぁ。

なるほどねえ。
たぶん、わたしが天使だ!と思ったのは、男子でも、女子でもない、無性のうつくしさみたいなものを感じたからなのでしょうね。それをオリンピックという大舞台でやってのける彼は、すごい・・・なんて簡単な言葉では片付けるのは恐れ多いので、やっぱりジョニさんは天使ということにしておきます(意味不明)。



余談ですが、ツウィッターやら記者会見における、この人の全力投球っぷりがすさまじくてびっくりです。↓こんな感じ。

米フィギュア・ジョニーウィアー選手が会見−「自分らしさ」をアピール
http://vancouver.yahoo.co.jp/news/cdetail/201002260002-vancouver-keizai


バンクーバーのメディアセンター(BC International Media Centre)で2月24日、米フィギュアスケーターのジョニーウィアー選手が先日行われたフィギュアスケート競技時の同選手の衣装について、外国メディアのジェンダーに関する心無い発言を踏まえて記者会見を行った。  同選手は首にファーを巻き、ジーンズ姿にブーツというスタイルで会見場に現われると、「今日は男性であることを証明しようと思って、少しだけひげを生やしてきた」と笑顔で場を和ませ、「質問の続く限り最後までちゃんと答えたい」と多くの報道関係者らの質問に冗談を交えながらも真剣に答えた。  「(ジェンダーについて)言論は自由なものだし、いろいろ言う人はいるが彼らにも意見がある。本当のことでないことを言われることもあるが、そんなことは大したことではない。ただ、同じような問題を次世代の子どもたちに抱えてほしくないだけ」と説明した。「わたしはパフォーマンスや外見から人を判断したことはないし、親から他人の目を気にせず自分らしく生きるよう育てられてきた」とも。  インタビュー終了後も、各メディアの記者に一対一で質問に答え、時間を割いて笑顔で質問に答え続けた。「個性的な人たちが受け入れられるのには時間がかかると思う。大事なことは自分らしくあること。あなたにもあなたらしくいてほしい」。

バンクーバー経済新聞) 最終更新:02/26 11:29

なにこのこ!全力投球なのにすごくおとな!!ツウィッターはあえて貼りませんが、あそこまでファンの好意に全力で返してくるなんて、ファンの子たちは幸せものだなーと思います。おかげで、カザマ不足で乾ききった心がすこし潤ったよ。ジョニさんありがとう!3月のワールドもがんばってね!できたらもう少し現役でいてね!!