ヨスクス

かざましゅんすけさんのことをつらつらと。たまに映画。

容疑者Xの献身(ややネタばれ含む)

ドラマ自体そんなに熱心に観ていたわけでもなく、たいした期待も持たずに観に行きました。が、
さてはてこれはどうしたことか、エンドロールが流れる頃には号泣している自分がいました。

とにかく堤さんがすばらしかった。
テレビシリーズは堤さん(演じる石神)の為に製作したんじゃないかと思うくらいの、うつくしい犯罪者でした。
あんなに切ない人が、舞妓haaaaanで気持ち悪い学ラン姿を披露していた人と同一人物なんて信じられないです。
堤さんという役者は底なし沼のような人だな。気がつくとずるずるひきこまれていってしまう。

その後、帰りに立ち寄った本屋で原作を買おうと思ったのですが、結局辞めてしまいました。
あの映画がほんとうに美しい世界観を作り上げていたので(エンディングのテーマソングも良かった。歌詞を聴いて泣いたのは初めてかもしれない)、
わたしのなかでは映画のままで終わらせてしまってもいいかな、と。


あと、福山さん演じる湯川せんせいも頭脳面で特に目立つ活躍はしていなかったけど、始めから最後まで格好よかったです。
ゴーグルで顔半分が隠れていてもハンサムに見えるのは今のところ福山さんくらいだけだと思います。