闇の子供たち
レディースデイに川崎の１０９シネマズにて。観終わった直後は、予想以上の衝撃に身を震わせつつそれでもけっこう冷静に受け止めていたのだけど、夜あたりからじわりと心を蝕みはじめ、翌日はろくに人と話ができないくらい落ち込んでしまいました*1。こんなボディーブローを受けた映画は「蟻の兵隊」以来です。おかげで勢いで買った原作本を手に取ることも出来ず、夜に時間をいれていたお菓子教室にも行く気がせず、気晴らしに友人から借りた三谷幸喜のエッセーを読んでもまったくあたまに入らないありさま。じゃあかわりにと、小川洋子の「科学の扉をノックする」を読んだら読んだで「広大な宇宙のなか、こんな純粋な鉱物たちの上に立っているというのに、人間は何をやっているのか・・・」とさらに落ち込む始末。
結局這うようにして向かったお菓子教室でたわいのない話をしているうちに落ち着きを取り戻し、結果的に教室に救われるかたちになりました。
言葉を発するというのは心を落ち着かせる効果もあるんだなあ、無理矢理でも行っておいてよかった。
おかげで、帰りの車中で三谷さんの新撰組裏話にニヤついたり、就寝前にニコニコ動画でエフゲニー・プルシェンコのおもしろ映像を探しては大笑いするところまで回復することができました。
原作本は来週に読もうと思います。
IOCはボルト選手の勝利の舞に苦言を呈しているようだけど、だったらプルさんのエキシビジョンはどうなるんだ。・・・と思ったら、オリンピックでは結構まじめ路線でやっているのね、あの人。
ワールドだとこんななのに。↓
教わったもの：ペッシュ・ミニヨンヌ（仏語でペッシュ＝桃、ミニヨンヌ＝かわいい）
果物のなかで桃がいちばん大好きなせんせいは、試食のときに「やっぱり桃はケーキよりそのまま食べた方がおいしいよなー」とぼやいていた。
ようするに、おいしい桃が手に入ったらケーキなんかにしちゃいけない。ということで、そういうことを堂々と言ってしまうせんせいが大好きです*2。
